2007年1月11日 (木)

iPhoneをソニーは作れなかったか?

アップルからiPhoneが発表になりましたね。iPodデザインが発表になった時よりは驚きは少なかったですが画面デザインを含め非常に洗練されたスマート(知的)だなと感心します。何処にもデザインのためのデザインが無く必要なモノを必要なようにデザインしています。ハード的なボタンのデザインではなくソフト的なボタンのデザイン=画面タッチ方式は必然であったのに日本の携帯電話に今まで無かったのが現実です。そこで思うのはかつて私はソニーのクリエを使っていました。画面サイズ・タッチパネル方式ともこのiPhoneに同じです。またカードを差し込むことで通信も可能でしたので出先でのメールチェックなどに重宝していました。このクリエが携帯電話になればな〜と何度も思っていたものです。ある日突然クリエの生産中止が発表され,発展性の無い機器に嫌気がさし使用を止めました。iPodの開発に最短距離にいたのはソニーだったろうと思ってました。そして,iPhoneを目にした時、直ぐにやはり開発の最短距離にいたのもソニーだよな〜と思ってしまいました。かつてのソニーなら開発出来ていたと推測します。かつての必要なモノを必要な形にデザインできていたソニーであったら・・・。現況,デザインのためのデザインをしているんじゃないかな〜と邪推されるソニーが残念です。(ソニーデザイナーの方すみません。デザイナーの力量のことではなくプロジェクトを推進する方・デザインを選択する方のデザインセンスのことを言ってます。)

2005年4月25日 (月)

1案だけのプレゼン

これまでマークやロゴタイプのデザインは数多くやってきたが、その全てのプレゼンに於いて複数案を提案してきた。もちろんその中で一番のおすすめ案というものもありすんなりそれを選んでもらえる場合もあった。意に反してあまり良いとは思ってないものが選ばれる場合もあった。今回、社名変更に伴いホームページの改訂を依頼され、当然、会社のマークの変更もすることになった。会社社長より考え方将来の展望などを聞き、その帰りの電車の中でほぼデザインが固まり、自社に着くなり形として清書できた。アプリケーションでの表現やアニメーションにする場合の表現などの展開を行った。今までのスタイルであれば、デザインとして考えたものを20案ほど清書し、その中で推奨できるものを3案ほど選び、カラーやロゴとの組み合わせ・簡単なアプリケーションのデザインをおこない、10数枚ほどのパネルでプレゼンしていた。また、それが礼儀かなと勝手に思っていた部分もある。今回は別案をスケッチする気にもならず、提案するマークがいかに会社のコンセプトに合っているかの「良い訳」を考えることに終始し、1案をプレゼンした。結果、好評で快く受け入れてもらえたので非常にうれしい。
その会社:http://www.flag-ship.jp/
そのマーク:Flagship

2005年4月16日 (土)

センスはセンサー

デザインセンスを鍛えるには数多く入力することではないだろうか。赤といったときに連想できる場面の多いものほど豊かな発想が可能になる。茂木健一郎さんの本「脳とクオリア/なぜ脳に心が生まれるか」によると[クオリア]と言うらしい。朝露に濡れた深紅のバラ。印象的な夕日。いつも見る、いろいろな場所で見る。朝日もしかり。花を見る絵を見る。よく見るために記録する写真に撮るスケッチする。視覚以外のセンサーも総動員して豊かな感動を一体のものとして受け入れる。そうして蓄えられたものがいろいろ接触し合って豊かな発想・想像・創造につながるような気がする。事象に限らず人そのものの生活観も感じ取る。足りない部分は読書で補う。いろいろな作家の感じ方表現の仕方を数多く読み込む。一冊に込められた人生体験を読み濃く。そんなところからセンスが磨かれる。決してセンスの良い配色などという本を読んでもセンスは上がらない。

2005年3月 8日 (火)

SONY DESIGN

SONYの首脳陣が変わる。日本を代表する世界企業だけにその動向は気になる。いわゆるソニーファンという者がいる。私もそうであった。高校の頃から購入した製品のほとんどが、ソニーとも言え、欲しい機能欲しいデザインがそこにあった。コンピュータはMACを購入し続けているが、WIN機をどうしても買わなくてはならないときがあり、VAIOを選んだ。薄手のデザインで見た目きれいであったが、バッテリー部のみが厚く結局は鞄はその厚さ分は必要になる。PowerBookの均一な厚さの方が運びよい。さらに決定的な違いはAC電源部である。MACのそれはデザインしてある。ソニーはどこかから購買した物をそのままロゴを入れただけの感じだ。目に見えるところはきれいにするがその他はどうでもいいという感じを受ける。そして独自路線を突っ走り突然止めてしまう体質がある。その被害については多くは語らないが、つい最近はクリエの生産廃止である。クリエにA"でモバイルしているが、この先何の進歩も無いクリエを使い続ける気が失せた。そして、主題のデザインについて言えば、iPODshuffleというデザインができそしてそれがユーザーに受け入れられる企業は数少ないと思う。もし学生がこのようなデザインをしたときたぶん良い点はとれないであろう。また、多くの企業で内部のプレゼンテーションがあったとき採用にならないであろう。あのシンプルの極みであるデザインを採用し生産し販売でき受け入れてもらえる企業はそう多くはない。それはそれまでの製品デザインの実績・蓄積があって初めて納得できる物ではないだろうか。企業にとってシンプルな物をデザインし販売するのは難しいのだろう。

2005年3月 2日 (水)

DESIGN = ART & SCIENCE

30年以上前に卒業した武蔵野美術大学基礎デザイン科の英文表記はART & SCIENCEだったような気がします。共同で作ったデザイン会社の社名をネーミングしましたが、ARENCEといい文字通りART+SCIENCEの造語でした。現在、尚美学園大学でFlashデザインの講義をしていますが、担当する情報芸術学科の基本理念は「ART & SCIENCE」です。何となく因縁めいたものを感じますが、デザインとは?を表現するのに最適なのがART & SCIENCEであると思います。このブログではそういった観点から、これまでに考えてきたことや、今感じていることを表示出来たらと思います。S/PORTという会社でグラフィックデザインを生業としていますが1988年からMACを使用するようになり多くの恩恵を受けました。5年前からFlashにはまり「動図」というコンセプトで制作しています。現在のメイン機はminiです!さっそくプレゼンにも持ち歩いてます。OmniOutlinerというPowerBookに付属していたおまけソフトが好きで現在は製品版にアップグレードし使っています。このブログの名前も借用してしまいました。OmoniDesignです、まんまじゃん。主にデザインに関する話題を重荷にならない程度にしようというおやじギャグで・・・。よろしくです。<ブログ:OmoniDesignより移転>